【今更?】Radeon RX6800の低電圧化を考える
2022-11-09Radeon RX 7000シリーズの足音も聞こえてくる中、マイニング需要の低下により6000シリーズが中古市場に多く供給されている。そこで今更ながら6800の低電圧化について再考する。
初めに
Radeon RX6800はとても良いグラフィックボードだ(特にリファレンスモデル)。
価格が競合よりも安くて高性能(だった)。それでいて更にチューニングも可能。
ということでこのグラボを骨の隅々までしゃぶりつくしていく。
やり方
AMD Softwareのパフォーマンス > チューニングを選択。で、GPUコアとメモリの周波数を設定すれば完了。 古(いにしえ)の時代はMSI Afterburnerといったサードパーティ製ソフトを使っていたようだ。
環境
パーツ | 名称 |
---|---|
CPU | Ryzen 9 3900X |
マザーボード | Asrock B550M-ITX/ac |
メモリ | Crucial CT2K16G4DFS832A(16GB x 2) |
グラフィックボード | PowerColor Radeon RX 6800(リファレンスモデル) |
ケースの関係上ライザーケーブルを噛ませている。ベンチマーク等の数値は留意すること。
チューニング後
パーツ | 名称 |
---|---|
GPUクロック | 1900MHz |
GPU電圧 | 795mV |
メモリクロック | 2050MHz(高速タイミング) |
グラフィックボード | PowerColor Radeon RX 6800(リファレンスモデル) |
AMD SmartAccess Memory | 有効 |
ベンチマーク
デフォルト値から結構下げているつもりだが、スコアはそこまで低下していないように思える。
消費電力
OCCTv11.0.17の3D標準テストで高負荷をかけ、3分間後の消費電力をワットチェッカーで目視確認した。
まとめ
ベンチマークのスコアを下げずに、低電圧化/省電力化することができた(そもそもデフォルトが結構盛りすぎなところがあるのだが…)。 PCゲームといった高負荷が長時間続くようなケースは、少しの省電力化が大きな効果を発揮する。自己責任ではあるが、トライしてみる価値はあると思う。