ミニPC(Ren5000)とNanoPi R4Sの省電力性能を計測する。

前記事の続き。

Bluetoothで消費電力をチェックできる、ラトックシステムのワットチェッカーRS-BTWATTCH2Aを使用した。

Ren5000(Ryzen 3 5300U)の消費電力

EPGStation動作時の消費電力を測定した。

消費電力
アイドル3.8W
リアルタイム視聴(1番組)8.1W
〃(6番組)21.1W
録画番組ストリーミング(TS→HLS720p)視聴(1番組)14.5W
〃(6番組)27.5W

UEFIの自由度が高く攻めた設定ということもあるが、想定よりかなり低い結果となった。 ちなみに、6番組視聴時でも動画の乱れは見られない。ハードウェアエンコーダがうまいこと機能しているのだろう。

ここまで省電力だと自作PCで使いたくなってくる。デスクトップPCでもモバイル用CPUが使えると嬉しいんだけど。オンボードで良いから出してくれないかな。

NanoPi R4Sの消費電力

Mirakurun動作時の消費電力を測定した。

消費電力
アイドル9.5W
リアルタイム視聴(1番組)10.6W
〃(6番組)13.6W

アイドル時の消費電力が高く、負荷をかけてもそこまで変化がないという結果になった。

システム全体の消費電力まとめ

Ren5000NanoPi R4S全体
アイドル3.8W9.5W13.3W
リアルタイム視聴(1番組)8.1W10.6W18.7W
〃(6番組)21.1W13.6W34.7W
録画番組ストリーミング(TS→HLS720p)視聴(1番組)14.5W9.5W(アイドル)24.0W
〃(6番組)27.5W9.5W(アイドル)37.0W

高負荷時の消費電力がこれで済むのは素晴らしい。素晴らしくない?

まとめ

Ren5000(Ryzen 3 5300U)の省電力性が際立つ結果になった。NanoPi R4Sのアイドル時の電力はもう少し調査が必要そうだ。 全録画サーバーならともかく、現状使用しない時間のほうが多いので、要改善ポイント。USBの電力供給がカットできていないのだろうか?

ワットチェッカーRS-BTWATTCH2Aがとても便利。今まで使っていたワットチェッカーは、モニターがソケットの上にあり見辛かったが、スマホで確認できるのがめちゃくちゃ良い。これからも使っていこうと思う。