ラズパイオーディオのWi-Fiノイズ対策
2022-10-01中華DAC(Ustars Audio R38h)から出力される音にノイズが乗るので対策する。
原因の切り分け
発生状況は以下のとおり
- ブラウザ経由でアクセス(Volumio)したとき
- 選曲直後
- 設定変更時
いずれも数秒で収まるものの、アイドル状態や曲の無音箇所では発生しない。高負荷が原因であれば、選曲直後の数秒だけでなく、再生中はずっと発生するだろう。というわけで、高負荷が直接の原因ではない。
通信が発生したタイミングというのはどうだろうか。
発生するタイミングはどれもRaspberryPi本体への通信が発生している。
- ブラウザ経由でアクセス(Volumio)したとき → 端末からRaspberryPiへ通信
- 選曲直後 → 端末からRaspberryPi, RaspberryPiからNASへ通信
- 設定変更時 → 端末からRaspberryPiへ通信
ということで、Wi-Fi通信が原因で確定。
対策
Wi-Fiモジュールの送信出力を抑えると、ノイズが発生しなくなる。
$sudo iwconfig wlan0 txpower 5
再起動で設定は消えてしまうので、RaspberryPi起動時にコマンドを自動実行させるようにした。
$sudo nano /etc/rc.local
--略--
# txpower設定追記
iwconfig wlan0 txpower 5
--略--
これでノイズに邪魔されず、快適に音楽を楽しめる。